緋色の空は 今わたし残して
宵街飾り そっとあなた想うの
無情でしょうか? まだ暑さを抱いた
季節のせいと ねえ笑うのですか?
ためらいの恋をひとつだけ
すくい頬にのせて
ありがちな愛が欲しいのと
問うて泣くのよ オンナは誰彼
横恋慕 一重咲く花よ
あなたをさらった紅染(べにぞ)めの月夜に
とうせんぼ こころかさねましょう
ひと時浮世の恋物語 恋物語
間に間に流がる あの星座の銀河(かわ)も
跳び越えましょうか? またあなたを誘う
契りなき恋をひとつだけ
秘めた目蓋(まぶた)の縁(ふち)
あいまいな愛は綺麗なの
そんなウラハラ オンナは誰しも
横恋慕 一重咲く花よ
あなたを手招く十五夜の月夜に
かくれんぼ 幼き子のように
うたかた浮世の夢物語 夢物語
横恋慕 一重咲く花よ
あなたをさらった紅染めの月夜に
とうせんぼ こころかさねましょう
ひと時浮世の恋物語 恋物語
まだ 終わらない…